秋田銀線細工の収蔵施設

 赤れんが郷土館
赤れんが郷土館

 秋田市立赤れんが館は、「旧秋田銀行本店」として明治45年に完成、昭和60年に「秋田市立赤れんが郷土館」として開館した明治期の貴重な洋風建築です。「赤れんが館」、「管理棟」、「収蔵庫」の3つの棟からなっており、「赤れんが館(旧秋田銀行本店本館)」は平成6年に国の重要文化財の指定を受けました。
 旧書庫では秋田市の伝統工芸品が常設展示されており、秋田銀線細工では、「記録作成等の措置を講ずるべき無形文化財」(別名:選択無形文化財)に選択された伊藤徳太郎 作の「銀梅花飛鶴紋簪:伊藤貴金属店蔵」、卓越技能者(現代の名工)受賞者である進藤春雄 作の「銀線香器:進藤春雄氏 寄贈」、「銀線細工ブローチ他:進藤春雄氏 蔵」8点等が常設されています。(2012年時点)
一階には工芸品の販売スペースがあり、レディースアクセサリーだけでなく、メンズ用のカフス、タイタック、ネクタイピンやストラップ等も購入できます。

 赤れんが郷土館収蔵の秋田銀線細工を観覧する

■ 基本情報
住所     秋田県秋田市大町3-3-21
電話番号   018-864-6851 
営業時間   午前9時30分~午後4時30分
定休日    年末年始(12月29日~1月3日)・展示替え期間
利用料金   大人200円、高校生以下無料
駐車場情報  普通乗用車8台
公式サイト  http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/ak/default.htm

 秋田県立博物館
秋田県立博物館
 出典:秋田市観光ポータルサイト アキタッチ

秋田県立博物館は、秋田県立小泉潟公園内に位置し、考古・歴史・民俗・工芸・生物・地質の6部門と、「菅江真澄資料センター」、「秋田の先覚記念室」からなる総合博物館です。
秋田県立博物館には、労働大臣優秀技能賞(現代の名工)受賞者であり、「記録作成等の措置を講ずるべき無形文化財」(別名:選択無形文化財)にも選択された高坂水雄 作「秋田銀線細工 宝石箱」と「秋田銀線細工 竹葉文宝石箱」の2点が収蔵されています。
「秋田銀線細工 宝石箱」はデジタルデータ化されており、以下のURLにて詳細情報、画像資料が観覧可能です。

 秋田県立博物館デジタルアーカイブ「秋田銀線細工 宝石箱」作者:高坂水雄

 秋田県立博物館収蔵の秋田銀線細工を観覧する

■ 基本情報
住所     秋田市金足鳰崎字後山52
TEL     018-873-4121
開館時間   9:30~16:30(4~10月)
       9:30~16:00(11月~3月)
休館日    毎週月曜日(祝日・振替休日と重なったときはその次の平日)
       年末年始(12/28~1/3)
       全館燻蒸消毒期間(9/1~9/8)
利用料金   入館無料(特別展等を除く)
駐車場情報  普通車191台 大型車24台
公式サイト  http://www.akihaku.jp/

 秋田ふるさと村
秋田ふるさと村

秋田ふるさと村は、秋田県の魅力を紹介するテーマパークで、名産品・特産物の展示・販売、工芸品の制作実演の見学や、実際に体験できる工房が併設されています。
工芸展示館には約28種の伝統工芸品が展示されており、秋田銀線細工では、江戸時代末期に作られた「純銀製花嫁かんざし」、ネックレス、ブローチ等のアクセサリー類他、宝石箱、香器、虫かご等、約25点が展示されています。(2012年時点)
秋田ふるさと村工芸工房には、「秋田銀線細工技術伝承保存会」副会長、須藤 至 氏の工房があり、秋田銀線細工の購入や修理の相談などが可能です。

 秋田ふるさと村 工芸工房「銀線細工 すとう」

 秋田ふるさと村収蔵の秋田銀線細工を観覧する

■ 基本情報
場所     秋田県横手市赤坂富ヶ沢62-46
電話番号   0182-33-8800
営業期間   通年
営業時間   9:30~17:00
休業日    不定休 (1月中旬は10日間臨時休あり)
利用料金   各有料施設の利用料金
公式サイト  http://www.akitafurusatomura.co.jp

 澤乃井 櫛かんざし美術館

澤乃井 櫛かんざし美術館

 澤乃井 櫛かんざし美術館は、櫛・かんざし収集家の岡崎智予さんが45年間集められた3000点のコレクションが収蔵されている美術館で、「櫛・かんざしを通して日本の江戸時代の伝統工芸の美を再認識してもらいたい」という目的から開館されました。
現在、所有されている櫛・かんざしは5000点にも及び、随時増え続けているそうです。

髪飾りの他にも、当時の女性風俗を偲ぶ衣装、身装品、生活用品も幅広く展示されています。
展示室は時代別に設けられ、第1展示室は江戸時代、第2展示室は明治・大正・昭和の時代、第3展示室は特別展示室として櫛・かんざし以外の物が展示されており、時代や身分による多様な移り変わりを鑑賞することができます。
澤乃井 櫛かんざし美術館には、秋田花嫁かんざし7点(内、金線細工かんざし6点)と、平戸細工のかんざし14点が収蔵されています。(2017年時点)

 澤乃井 櫛かんざし美術館の秋田銀線細工を観覧する

■ 基本情報
住所     東京都青梅市柚木町3-764-1
電話番号   0428-77-7051
利用料金   一般600円(500円)
        学生500円(400円)
        小学生300円(200円)

       ( )内は団体様料金
       ※20名様より団体料金をご利用頂けます
 
開館時間   10:00-17:00(入館16:30まで)
休館日    月曜および年末年始    
公式サイト  http://kushikanzashi.jp/

 国立工芸館(旧 東京国立近代美術館工芸館)


国立工芸館は、陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなど、近現代の工芸およびデザイン作品を展示紹介する東京国立近代美術館の分館として、昭和52年に開館しました。

元は「旧近衛師団司令部庁舎」であり、保存修理工事を施したのち昭和47年に重要文化財に指定されています。
 国立工芸館には、高坂水雄氏の第9回日本伝統工芸展入選作品である「銀線飾壺」が収蔵されています。

■ 基本情報
場所    東京都から石川県金沢市出羽町3-2へ移転
電話番号  050-5541-8600(ハローダイヤル、8:00~22:00)
利用料金  展覧会により異なる
開館時間  9:30-17:30(入館は17:00まで)
休館日   月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
      展示替期間、年末年始
公式サイト http://www.momat.go.jp/

 長崎市歴史民俗資料館

長崎市歴史民俗資料館では、年5回の長崎の歴史や民俗に関する企画展が開催されているほか、
長崎にゆかりのある中国、ポルトガル、オランダ関係資料や発掘された考古資料等も展示されています。
長崎市歴史民俗資料館には、竹谷本店(秋田県)竹谷 繁氏により寄贈された秋田銀線細工のアクセサリー17点と、
ポルトガルで作り続けられている伝統的なハート型の銀線細工「CORAÇÃO DE VIANA」が展示されています。

 長崎市歴史民俗資料収蔵の秋田銀線細工を観覧する

■ 基本情報
 場所     長崎市平野町7番8号(長崎市平和会館内)
 電話番号   095-847-9245
 利用料金   無料
 開館時間   9:00~17:00(入館は午後4時30分まで)
 休館     月曜日・年末年始(12月29日から1月3日)
 公式サイト  http://www.city.nagasaki.lg.jp/kanko/820000/828000/p009248.html
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